5-4.いらない部品

 

スーザフォンには、「チューニングビット」という部品がある。

この部品は、ピッチが高い時に継ぎ足して低くするのと、自分の口の位置にマウスピースが

ちょうどいい位置にくるように調節するためのものだ。

 

 

左から、マウスピース、チューニングビット、(着脱)マウスパイプ。

ところがこのスーザにとってこのチューニングビットがクセモノで、大きい音で

鳴らすとビビってしまう。それで試しにチューニングビットなしで吹いてみたところ

ビビりがなくなったうえに、1+3の運指の音抜けが悪かったのも改善された。

で、こんな部品いらん、ということになったのだが今度は(ビットがなくなったために)

首をつき出して吹かないとマウスピースに口が届かなくなってしまった。

吹けないことはないが、長時間だと疲れてしまう。

そこでマウスパイプを延長してもらうことにした。

 

10センチほど継ぎ足して延長してもらった。

ただの管を付ける予定だったが、偶然にも最近リペア店で、学校で使われていた

チューバのマウスパイプ交換があり、そのお下がりをいただいた。

ということで、マウスピースレシーバーはYBB641(ヤマハのロータリーチューバ)

のもので、YAMAHAのロゴが入っているというわけ。

 

これでだいぶ良くなった。

だがしかし!ビットでコキコキ折れ曲がっていた息の流れがストレートになったため、

息がよく入るようになってしまった。音も太くなっていいことなのだが。

(そんなことぐらいで変わるか?とも思うが原因がそれしか考えられない)



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