5-3.恐るべし鉛テープ

 

スーザフォンというのは、管の巻きがチューバより大きくてゆるく、そのため

息を入れた時の抵抗が少ない。つまり、チューバと比べて楽に息が入っていくけど

それに見合った音がしない感じがする。

さらに私のスーザは管がうすく、音が軽い。どうにかならないものか?

リペアの人から、抵抗をつけるには管に鉛テープを巻くといい、と教わった。

この間ベルに巻いてもらった、アレだ。

簡単にいうと上の図のように、息を入れても音になるまでに管体の振動(ビビり)に

余計なエネルギーが吸い取られ、頼りない音となって出てくるという状態。

 

鉛テープを巻くことによって管体の振動をおさえ、音のエネルギーを大きくしよう、

という考え。(音エネルギーとは音量というより音質と思ってください)

 

 

で、ゴルフショップに行き、買ってきた。

ちなみになんでゴルフショップにこんなものがあるかというと、ヘッド部分にこのテープを貼ると

玉の飛びが変わるんだとか。私はゴルフをしたことがないのでよくわからないが。

左の厚さ0.125mmのものは一度はがすとべコべコになり、違う場所に巻いても効果があまり

ないので、巻く場所が決まるまでのお試し用の使い捨て、右の0.5mmのものは本番用とした。

結果は、吹込み口に近いところに巻くのが一番効果アリ。唇からくる振動を元から

シャットアウトできるからだろう。音に芯が生まれ、締まったものになった。ビックリ!

試行錯誤の末、厚さ0.5mm、幅約1cmのものをマウスパイプに2巻x3ヶ所、1,2番管は

2巻x各2ヶ所、3番管は2巻x3ヶ所巻いた。

 

 

かくれて見えない箇所もあるがこんな感じ。

マウスパイプは巻けば巻くほど締まった音になるが外観の問題もあって、

とりあえず3ヶ所。

 

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