4-9.楽器を買い替えました(1)

リペアの人と話していたら、私が持っているチューバは人気があるということが

わかった。ヤマハのYBB621というモデルなのだが、スモールサイズで4ピストンだし

ユーフォやトロンボーン吹きの人がサブ楽器として欲しいという人が多いとのこと。

その時はふーん、と聞き流していたのだが、後日ヤフーオークションを見ていたら

結構キズだらけで青サビまでついてるものでも18万円台、シルバーメッキで

あまり使われていないものが40万円ほどで落札されていた。

私の楽器は買って24年たつが、自慢じゃないけどヘコミは2,3か所だし(ヘコ出し

修理歴なし)、擦りキズはあるがラッカーはほぼ残っているので30万は下らない

だろうと思った。

だが、ヤフーオークションに出して高く売れても、20年以上可愛がってきた楽器を

国内ならまだしも、中国や韓国に高く売りつけるような人には売りたくない。

かといって、楽器屋に引き取ってもらうor委託販売では、売れるのがいつに

なるかわからないし、新品定価の1~2割程度とかなり安くなってしまう。

さんざん考えた結果、たくさんの人の目にとまった方がいいだろうと判断して

2016年10月の演奏会が終わってから、ヤフーオークションで売ることにした。

 

これがその楽器。

 

幸いにも、買ってくれたのは鹿児島で楽器教室をしている先生で、楽器は

小学生の生徒さんが吹くとのこと。ソフトケース付で新品価格の約半額で売れたので

良かったと思う。

(30万2000円で売れたが8.64%の落札手数料を引かれると28万弱となる)

 

さて次は買う方だ。

今私がいる楽団は、チューバが自分1人なので4/4サイズの大きい楽器を

買おうかと考えたのだが、私は左手が悪いので、大きい楽器では楽器と譜面台を

一度に運べないだろうし、依頼演奏で狭い通路を通らなければならないことが

多く、絶対壁にブチ当ててヘコますのでやめておくことにした。

まあ、スーザがあることだし大きい楽器はいらないだろう。

 

実は私、大学時代に買った「tuba tubissima」というCDの音色がとても

気に入っていて今でも頭から離れない。演奏しているのはW.ヒルガースと

いい、今は指揮活動をしていて、以前はジャーマン・ブラスのメンバー

だったドイツ人だ。

その人は長らくマイネルのチューバを使っていたのだが、「tuba tubissima」

を録音した若い頃はチェルベニーのロータリーF/B♭セミダブルの小ぶりな

楽器を使っていたことがわかったので、自分が吹きこなせるかは別問題として

これを買いたい!!と思った。

バンドの人には迷惑かもしれないが自分のカネで買う楽器なので

苦情は受けつけないつもり。

 


これがそのCD。

 

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