リペアの人と話していたら、私が持っているチューバは人気があるということが
わかった。ヤマハのYBB621というモデルなのだが、スモールサイズで4ピストンだし
ユーフォやトロンボーン吹きの人がサブ楽器として欲しいという人が多いとのこと。
その時はふーん、と聞き流していたのだが、後日ヤフーオークションを見ていたら
結構キズだらけで青サビまでついてるものでも18万円台、シルバーメッキで
あまり使われていないものが40万円ほどで落札されていた。
私の楽器は買って24年たつが、自慢じゃないけどヘコミは2,3か所だし(ヘコ出し
修理歴なし)、擦りキズはあるがラッカーはほぼ残っているので30万は下らない
だろうと思った。
だが、ヤフーオークションに出して高く売れても、20年以上可愛がってきた楽器を
国内ならまだしも、中国や韓国に高く売りつけるような人には売りたくない。
かといって、楽器屋に引き取ってもらうor委託販売では、売れるのがいつに
なるかわからないし、新品定価の1~2割程度とかなり安くなってしまう。
さんざん考えた結果、たくさんの人の目にとまった方がいいだろうと判断して
2016年10月の演奏会が終わってから、ヤフーオークションで売ることにした。
これがその楽器。
幸いにも、買ってくれたのは鹿児島で楽器教室をしている先生で、楽器は
小学生の生徒さんが吹くとのこと。ソフトケース付で新品価格の約半額で売れたので
良かったと思う。
(30万2000円で売れたが8.64%の落札手数料を引かれると28万弱となる)
さて次は買う方だ。
今私がいる楽団は、チューバが自分1人なので4/4サイズの大きい楽器を
買おうかと考えたのだが、私は左手が悪いので、大きい楽器では楽器と譜面台を
一度に運べないだろうし、依頼演奏で狭い通路を通らなければならないことが
多く、絶対壁にブチ当ててヘコますのでやめておくことにした。
まあ、スーザがあることだし大きい楽器はいらないだろう。
実は私、大学時代に買った「tuba tubissima」というCDの音色がとても
気に入っていて今でも頭から離れない。演奏しているのはW.ヒルガースと
いい、今は指揮活動をしていて、以前はジャーマン・ブラスのメンバー
だったドイツ人だ。
その人は長らくマイネルのチューバを使っていたのだが、「tuba tubissima」
を録音した若い頃はチェルベニーのロータリーF/B♭セミダブルの小ぶりな
楽器を使っていたことがわかったので、自分が吹きこなせるかは別問題として
これを買いたい!!と思った。
バンドの人には迷惑かもしれないが自分のカネで買う楽器なので
苦情は受けつけないつもり。
これがそのCD。