先日アンサンブルコンテストを聞きに行った時、となりに座っていた女子中学生たちの
声が聞こえてしまった。
「金管、超少なくね?ありえんしぃ~。」
実際、出場グループおよそ40の半分が木管アンサンブルで、あとは打楽器アンサンブル
10、金管アンサンブル10くらいなので仕方がない。
というか、この言い方は、同じ管楽器どうしでも木管より金管の方が地位が低いような、
バカにされた感じだったのがくやしいのだ。
だけど、金管の出場グループ自体が少ないということは、学校内での選抜で
すでに金管が木管に負けているということだ。どういうことだこれは?
それを書き出すとだらだらと長くなってしまうのでやめておくが、金管
アンサンブルというのはチューバ吹きが燃えてくるはずである。
大人数バンドよりも自分の音がよく聞こえるし、もしかするとソロが
あるかもしれない。こんないいチャンスはないじゃないか。
・・・といってもだいたいの見当はついている。
大人数バンドでは他の楽器も吹いてるから旋律の楽器(主にトランペット)は安心して
吹けていたけど、金管アンサンブルになると少人数でミスしたらバレバレだからだ。
これが、チューバ吹きの気持ちとは反対の作用となっている。
でも、今は学生さんのチューバ吹きは女子のことが多いので、女子は
目立ってしまうのがイヤだと思っているのかもしれない。
今のチューバ女子の学生さんを見ていると、「みんなでがんばりましょ」
という考えの人が多い感じがする。
こう感じるのは、自分が「チューバ1人状態」の時期が長いからかもしれないが。
チューバ吹きはもっと積極的になってほしいなあと思う。
伴奏に物足りなくなったら好きな流行の曲の楽譜を買ってメロディーラインを
吹いてみよう、とか。当然チューバの楽譜なんてないだろうから、ピアノとか
サックスの譜を読む訓練しないといけないけど。