マウスピースの当たる部分にできものができたり、赤くはれあがってかゆくなったりする人が
たまにいます。
その人は、金属アレルギーの可能性があります。
マウスピースには、表面保護と外観を良くするために、メッキ(金属のうすい膜)加工がして
あるのですが、そのメッキに使われているニッケルとかクロムという金属にアレルギー反応を
起こしてそうなるらしいです。
これは金管楽器をする人だけがなるわけではなく、女性が身につけるネックレスなどで起こる
場合もあります。
楽器は好きだけれど、医者に止められてやめてしまうのは残念です。
でも、そんなことでやめる必要はありません。
実は私が金属アレルギーなのですが、木製のマウスピースを使っています。
ただし、金属のものに比べると音の重みに欠けますが。
皮膚科のお医者さんは、こういうことも知っておいてほしいなあと思います。
ちなみに木のマウスピースは、あの金属特有のニオイがイヤな人、冬に冷たいマウスピースを
さわりたくない人にもおすすめです。
(2018.6.17追記)
金属のマウスピースをどうしても使いたい人は、金メッキのものが有効かも
しれません。フェリックゴールドメッキは金属アレルギーに効果が
あるらしいです。ちなみに私は、金メッキは唇がつるつるすべるので
好みではないため、フェリックゴールドのサテン仕上げのものを
使っています。使って半年くらいになりますが今のところ
アレルギー反応はありません。
(2020.01.11追記)
マウスピースメーカーによっては、アレルギー対策として該当するような金属を
使わないメッキをしている所もあるようです。
わたしの知る限りでは、ドイツのティルツ、マイスターアントンのマウスピースは
ニッケルを使わないメッキをしているそうです。