4-6.これからチューバを買う人へ

 

楽器の選び方ではありません。                              

学生さんは別として、チューバを買うという人は楽器の良し悪しがわかるはずなので    

楽器選びに関してはとやかく言うつもりはありません。

私が言いたいのは、楽器ケースのことです。

社会人の方でチューバを買う時は、ソフトケースの購入をおすすめします。

国産のチューバを買うと自動的にハードケースが付いてきますが、それでもソフトケースを

買った方がいいです。というのは、


① ハードケースは大きい。

 自動車の後部座席、またはトランクにのせるには(楽器にもよりますが)きゅうくつ。

 軽自動車だと、楽器によっては積めないかもしれません。

 電車やバスで移動の時、ハードケースは迷惑者です。ソフトケースなら

 ヒザの上にのせて、なんとか1人分の座席で済みます。

② ハードケースは持ち運びが大変。

 キャスター付のものもありますが、でこぼこ道を運ぶ時は持たないといけないし、

 階段を上り下りするのはしんどいです。年に数回ならいいですが、一般バンドに所属して

 毎週階段となるとかなりの労力です。

③ ハードケースは、取っ手がもげてしまうことがある。  

 学生さんがハードケースで階段を上がっている時、取っ手が取れてケースが転がり、

 その衝撃と振動でケースが開き、中のチューバが飛び出てドンガラガッシャン!と

 なったのを聞いたことがあります。

 私の楽器のハードケースも、(バンド式の)取っ手が2回も もげたのでソフトケースに

 変えました。

 


等の理由があるからです。

ソフトケースでは楽器をヘコますんじゃないの?と思うかもしれませんが、社会人になって

楽器をぶつけるようなことはめったにありません。

大人になれば中学生のように教室でふざけあうような場面もないでしょうから。


ソフトケースは、肩かけ型とリュック型があります。これは、両方付いているものがおすすめ

です。ただし、楽器メーカーで買うと、おそらくすべてショルダー型です。

(リュック型のものは見たことがありません)

ソフトケースの専門メーカーで買うといいです。クッションが充実しています。

また、メーカーには自分のチューバの型式を伝えてちゃんと入るか確認しましょう。

たとえば「20インチベル用」というケースがありますが、ベルの直径が20インチでも

楽器の幅や高さはいろいろです。

もしケースに収まったとしてもガバガバではしょうがないのでそのあたりも聞いておきましょう。

 


取っ手なんて、木またはプラスチックにネジで止めてあるだけですからね・・・

 

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