2-5.ロングトーンは大切だけど

 

ロングトーンって、「ロング」という言葉がついているから、いかに音を長くのばせるか、という

ことだと思っている人がいるようです。

ロングトーンは重要なんだけど、なんで重要?と聞かれると意外とわかるように説明しにくい。
                             

本とかを見ても、ただ「基本だから」と、ハッキリと大切な理由を書いてない。

何のために練習するかわからずにやっていても意味がない。

これではいかん!と思い、自分なりにわかりやすい説明を考えてみた。


ホースで庭に水やりをするところを想像してください。

(「ウチに庭なんて無い!」という人は学校の花壇でいいです)

ホースの先をつぶすと水は遠くへ飛ぶし、何もしなければ手もとでドボドボ・・・となりますね。

どうして思った所に水がやれるかというと、蛇口から水がたくさん一定のスピードで出てくれて

いるからだと思いませんか?もし、蛇口からの水が「ド──────────」と出るのではなく

ドーー、ドドド、、ゴボッ、ぷすっゴボゴボ・・・」という具合だったらどうですか?

ホースの先をどうしたって、ねらったところに水を飛ばせないでしょう。

この、蛇口から一定量の水をたくさん出すのが、管楽器でいうロングトーンの練習です。

(ホースの先でそれを調節するのが舌と唇です。)

ですから、音をのばしている間に音量にムラができたり、音が高くなったり低くなったりせずに

「ポ──────────」と一定に鳴らせるように練習しないといけないのです。

(それができたら音量を変えたり強弱をつけたり・・・)


いい説明だったかなあ。

 

 

                 →もどる