1-4.「チューバ」か「テューバ」か


TUBAとは、もともとラテン語で「管」を意味しています。

この発音をカタカナで書くと「トゥバ」です。

ドイツ語の辞書で調べてみたら「トゥーバ」でした。

「テューバ」というのは英語読みのようです。

(英語では「TU」は「テュ」と読むことが多いです)

私が中学生の頃は「テューバ」という言葉はまったく聞きませんでしたが、今は英語が

世界共通語になっているのと、日本にも外国人が多くやって来るようになったので

「テューバ」と呼んだり書かれたりするようになったのでしょう。

「バイオリン」を「ヴァイオリン」と書くようになったのも同じ理由だと思います。

日本語にはもともと「テュ」という発音が無いのでそれに近い「チュ」になったの   

でしょうが、私は「テューバ」と呼ぶ人に聞きたいです。

テューバ、テューバって言うけど、「チューニング」(tuning)のことはなんで     

「テューニング」って言わないんですかね?

こっちの方がよく使う言葉だから先だと思うのですが・・・。

ユーフォなんてかわいそうなもんです。ユーフォニアムとかユーフォニウムとか。

もっと前はユーホニュームって言ってたみたいだし、大正時代の雑誌の広告には

イウホニュウムって書いてある。

外国語を無理やりカタカナに直すのは正解がない、ということでしょうか。

 

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