昔も今も、チューバが(中高生に)嫌われる理由のトップ3は
① 楽器が重い+運ぶのが大変
② 息がたくさんいる
③ 華がない(ほとんど伴奏で、地味)
といったところでしょう。
確かに楽器は重いです。でも、チューバは足の上(またはイスの上)に楽器をのせて
吹いているから吹く時は楽だと思います。
また、昔のチューバのケースにはコロコロが付いてなかったけど、今は付いてる。
運ぶのはかなり楽になってます。
チューバは管の長さがトランペットの3倍くらいあって、大きさは5倍くらい?
ありますが、チューバはトランペットの5倍くらいの肺活量がいるのか?
そんなことないですよね。1.5倍も無くたって吹けるでしょう。
息がたくさんいるというのは大げさなように思います。
確かに少したくさんいるけれど、長く続けていればそれが普通になって、しんどいとか
大変とか思わなくなります。
さて、問題は③です。なんだかんだ言っても、若い人にはこれがチューバの人気の
無さになっていると思います。ビジュアルが良くないし、音も目立たない。
みんなが立って吹いてるのにチューバだけ座っている(立って吹けないこともないが)。
コンサートの写真は、顔が楽器で半分以上かくれて見えない。
など、いろいろあります。
私は中学入学で吹奏楽部に入りましたが、半年ほどでやめました。
大学でまた始めたのですが、高校1年の時に見た(もう20年以上前ですが)
下のバンドの演奏のテレビ放送がきっかけです。(たしか「徹子の部屋」でした)
チューバって地味とか動けないとか、そんな考えは吹っ飛んでしまい、
またチューバをやりたいと思いました。
この影響で私は今でも、いい服を着ておとなしく座ってする演奏会と
いうのがつまらなくて仕方がありません。
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学校の吹奏楽部って、チューバ吹きをヤル気にさせることを考えてくれてないと
思います。
トランペットでもクラリネットでも、上達すれば難しくてカッコいい楽譜を
吹かせてもらえる。
だけどチューバは、がんばっても地味な伴奏しか吹かせてもらえない。
というか、チューバがメロディーを吹かせてもらえる曲がほとんどない。
これじゃあチューバの子はヤル気になりませんよ。
チューバのソロとか、チューバのアンサンブルとか聞かせて刺激を与えないと。
「そんなことしてるヒマがあったらもっとうまい伴奏をしろ!」とでも言われる
でしょうか?
それがダメなんですよ、チューバにはイヤなものを押し付けてるみたいじゃないですか。