怒りのバスターミナル四つのバスターミナル四つの鉄道駅の不思議
リスボンの市街地には、行き先の違うそれぞれ四つの鉄道の駅と四つのバスターミナルがばらばらの場所にある。
鉄道の駅でいうと「カイス・ド・ソドレ」「ロシオ」「サンタ・アポローニア」「テレイロ・ド・パソ」。
・・・覚えにくい名前。
きっと意味があるんだろうけど、日本人にはわかんないし。
それぞれ、ヨーロッパのほかの国に行く国際鉄道が到着したり、フェリーに接続していたり、ポルトガルの各地と結んでいるんだが、どの駅に行けばどこ行きがでているのか、わからないので、リスボン初日は右往左往して一日が終わっていった。まるで中国状態である(駅が四つあるって理解するまで時間もかかったし)
結局どこの駅に行ったらどこにいけるのかわからないまま、日本に帰ってきてしまった。
たとえば、ヨーロッパ最西端ロカ岬に行くのにロシオ駅を利用した。
その帰り、世界遺産の多い『ベレン』という地域に立ち寄った時に乗った列車は、カイスドソドレ駅に到着した。
ロシオとカイスドソドレは連携していないそれぞれ独立した駅である・・・無事リスボンについたからいいや。
バスターミナルもしかり。
(結局、中心部から地下鉄で10分ほどのアルコ・ド・セゴというバスターミナルしか利用しなかった。バスターミナルまで行って「そこに行くにはこことは違うバスターミナルに行って」といわれたらかなりショックだろう)
ほんとうに、観光でやっていく気があるのなら、交通機関のターミナルはひとつにまとめてほしいと切に願う。
そんなこんなで宿の正面の建物がロシオ駅だと気づいたのは、最終日の前日だった
そういえば、よくみてみると宿の名前は「ペンサオ エスパシオ セントラル」
日本語に訳すと駅前セントラルホテル。
行き当たりばったりで宿を選んでいることを、いまさら実感。