!!黒子っちが青峰っちをペッティングする描写があるぞ!!苦手な人は今すぐブラウザバックするんだ!!
いや、読んでもいいんですけど後から苦情入れないでお願い泣いちゃう





































黒子テツヤは、決して単純な人間ではない。
どちらかと言えば気難しい。
彼の見た目と、周りを取り囲む人間のおかげでさほど際立たないが、狡猾な面も、多々ある。
そんな黒子の中で、という少女との関係は…形容し難くも、手放したくないものだった。
ちゃんだって、ボクを利用しているんだし。
そう自分に言い聞かせ、利己的な感情に蓋をしていた。

……まさかそれを他人に指摘されるという形で再確認することになるなんて、思いもしなかった。

珍しく黒子の携帯に、青峰大輝から連絡があった。
ヒマなら来てくれ、とだけ書かれたメール、そもそも彼からコンタクトを図る事態。
なにか不穏なものを感じ、黒子はすぐに青峰の待つ場所に向かった。

「……ちゃん」

……そして、青峰と共に自分を待ち受けていた少女の姿に、黒子は気が遠のくのを感じた。

「テツ」

青峰は普段とは異なる、気まずさを孕んだ声色で黒子を呼ぶ。

「あー…あんまし」

言いかけて、口ごもる。
青峰らしからぬ態度だ、と黒子は思う。
同時に彼がこれほど狼狽する秘密を、自分は持っていたのだとも。

……その秘密を握る……というよりも、秘密そのものである少女は、青峰の部屋のベッドで照れ臭そうに身じろぎした。

「ご…ごめん、ね……」
「いえ、ちゃんが謝る事じゃ…」

そう口にしながらも、黒子は自分がなにを言っているのかいまいち理解できなかった。
にしたって、なぜ己がこんな状況で黒子に対してしどろもどろに謝罪せねばならないのかはわかっていないだろう。



……高校でクラスメイトとなった黒子とは、互いの好奇心と軽率なきっかけで肉体関係を結んだ。
雑誌や小説で得た与太な知識を確かめ、それぞれの欲求を満たすために。

度重なるごとに強まる離れ難い愛しさも、秘密を共有している甘美さもあった。
けれど同時に黒子は、そこそこ不純であると思っていた。
なぜそんな関係を、かつて自分が強く惹かれ憧憬した男が知っているというのか。
内面を探られる羞恥心よりも、青峰に軽蔑されたくないという見栄からくる冷たい汗が、黒子を暗い場所に閉じこめる。
……が、その後、時々青峰から語られたことのあらましで、汗とネガティブな感情は引いていった。

「私が、言っちゃったから……青峰くんとしたあとに」

流言伝てで青峰大輝の存在と、過去にあった黒子との関係を知ったは……なんとその足で青峰に会いに行ったそうだ。
平凡な見た目からは想像のつかない大胆さで青峰を誘惑し、黒子と同じように身体を重ねるところまで持ち込んだ。
……そこについて青峰はだいぶボヤかした。
に誘われて仕方がなくとは言わず、以外とでけー乳だから、なんて目を逸らした。
黒子が察するに、それは青峰なりのへの気遣いなのだろう。
が、さておき問題はその後で……はふと、青峰に足の間を拭われながらこぼしたのだという。

「黒子くんと同じだ、って……」

熱っぽい顔でクスクス笑うは、気まずさは持っているが今を楽しむ心が大きいらしい。
半袖のシャツを肌蹴た青峰に寄りかかり、同時に黒子の腰を抱き寄せた。

「テメーも隅におけねーな…」
「いえ…僕は……ちょっと、ちゃん……」

健康的に焼けた青峰の胸板に、真っ赤な舌を寄せて滑らせた。
の大胆さは黒子の思考と、わずかな理性を狂わせる。

「体つきぜんぜん違うのに、いろんなところが似てる」
「ん……」

の舌が唾液を残しながらゆっくり肌を滑っていくと、青峰の喉がわずかに鳴った。
黒子は何度も味わった粘膜だ。
きっと今青峰は、肌をくすぐられる心地よさと、女の吐息への興奮に揺すられていると簡単に想像できる。

「ダメです、ちゃん……」

の舌の先が青峰の胸板の先端にたどり着くところで、思わず黒子は息を呑んだ。
上擦る声で呼びかけたのに、結局制止できない。

「くすぐって……」
「うそ」

首を傾げて目を逸らした青峰の嘘を、は笑って追及する。

「黒子くんとおんなじ…」

うっとり夢心地で、チュッ、と音を立てる。
たまらず黒子はベッドに手をついて、の肩に寄りかかる。

「男子もここが気持ちいいなんて、知らなかったよ……」

黒子くんとするまでは、と言外に含めつつ、は黒子をチラリと見やった。
その目つきの妖艶さと、自分以外の男女が目の前で性的なことに及んでいる奇妙な高揚。
……しかも相手は、かつて自分が誰より頼っていた男なのだ。
黒子は喉がつかえるような息苦しさと、下腹部を何度も打つ熱に震えるしかない。

「テツがこんなことやんの、想像つかねーわ……」
「い、え……僕は……」

軽く身を揺すった青峰に見据えられて、またゾワリと。
黒子の背筋を甘美な刺激が打ち、足の間の熱を膨れさせていく。
の言うとおり、青峰の身体は黒子とは似ても似つかない。
背の高さもついた筋肉も、肌の色だってかけ離れている。
に何度も啄まれている乳首だって、黒子のものは白い肌の上でピンク色に自己主張しているが、青峰の尖りに色はない。
ほんの少し、周りの肌より色が薄い程度だ。

「んっ……ん、んッ、んっ……」

ちゅば、ちゅばちゅば、と……黒子との行為で学んだ舌と唇の動きで、青峰の乳首がしごかれる。
痛いくらいに唇で挟んで吸いつき、先が充血して敏感になったところを舌で何度もねぶる。
黒子がいつもにされて声を抑えられない愛撫だ。
が言うように青峰も同じ性感を持っているなら、きっと今は、うなじを擽る刺激に悶えていることだろう。

「っは……あ……」

黒子の想像を裏付けるように、青峰が長い吐息をこぼす。
その様子を見ていると、青峰と黒子は似ていないはずなのに……まるで自分も同じ愛撫を受けているようで、黒子まで身体が熱くなる。

「ん…ふ、黒子くん……」

青峰の肌に吸いついたまま、鼻にかかった声でが黒子を呼ぶ。
そんなの頭に手をやって、青峰まで黒子を見つめる。

「感じる……?」

その問いかけが青峰へ向けたものか、黒子へのものなのかはわからなかった。
いつの間にか大胆に足を開き青峰の腰に跨るの唇を、直後に黒子が奪ったからだ。

「テツ……」
「んっ…う……!」

ベッドに乗り上げて、の隣……青峰の腕の中で、と舌を絡ませる。
の口腔はいつものようにねっとりしている。
これを青峰も味わったのだと思うと、ようやく気まずさと興奮以外の嫉妬という感情が黒子の中に沸いてくる。

「ん……ぅ、は……!」

その意識で軽く青峰の胸板を押し退けると、黒子の腕は青峰に捕まれてしまった。

「……!っ、あ……青峰君……」

手首を握る大きな掌にドキリとした。
青峰の肌は、黒子が一瞬驚くくらいに熱くて汗ばんでいたのだ。
青峰君も興奮している……。
顔見知りだとか、相手がどうとか。
そういう部分を超越して今のと黒子、はては自分の状況に高揚している。
そう捉えると軽い嫉妬は興奮に呑まれ、黒子は思わず青峰の手首を握り返す。

「…はぁっ……黒子くん……」

ひとしきり口を吸い終えて黒子から唇を離すなり、は再び青峰の胸板に舌を寄せる。

「ほんとに似てるよ、二人とも……」

悪魔じみた妖艶さでそう呟いて、また薄い色の乳首を愛撫する。

「……似てっか?」
「そっくり」

褐色の頬を紅潮させた青峰は、もう片方の手での頭をゆっくり撫でた。

「どのくらいの強さで吸ったらビクッてなるかなーとか…なんとなくわかるもん」

……一瞬、鋭い瞳が惚けた形になって黒子を見やった。

ちゃん……その」

きっと今青峰の脳内では、自分がに愛撫されて悶える姿がイマイチな想像力で描かれそうになっている。
気恥ずかしくなって黒子はに呼びかけるが。

「とんでもねーのとデキてんじゃん、テツ」
「違…いえ、その……」

青峰は呆れているのだろうか。
淫奔なと、それを掌握仕切れずにいる黒子に。

「青峰君、ボクは……あっ!」

の指が突然胸をまさぐったものだから、黒子は青峰への弁解も漫ろにに向き直る。

「おんなじでしょ……」
「や、め…んっ……!!」

舌は青峰の胸を舐め回したまま、指は黒子の乳首を探る。
なだらかな爪の先がカリカリと乳首を引っ掻くと、それだけで黒子は腰が砕けそうになる。
思わず崩れた身を青峰の胸板に委ねながら、が与えてくれるもどかしい刺激に酔うほか、なくなる。

「ね……」

の顔が、黒子の真横にある。
自分と二人を抱えても余る青峰の胸板に耳を寄せれば、早鐘を打つ鼓動が聞こえてくる。

ちゃ……あ……っ!」

興奮を見計らったように、の指が乳首を摘む。
敏感な突起をぎゅうぎゅうにつねられて、開いた口の端から唾液が垂れる。

「おいテツ……こぼすなって」
「あ……っ?」

黒子の顎の下で、青峰の掌がポトンと落ちた滴を受け止める。

「黒子くん……やらしい……」

青峰に涎を拭われて慌てる黒子を見て、はうっとりとした声を上げる。

「おまえも」
「あうっ……?」

の唇からこぼれた唾液が、青峰の胸を伝って臍に垂れ落ちる。

「双子のガキかよおまえら」

そう言ってかすかに身を揺すった青峰を見て、黒子はようやく彼の下腹部に目をやった。

「……あ……」

ズボンの上からでもわかるほど張りつめている。
……遅かれ早かれ、はこれを味わうのだ。

「んっ……青峰君……!」

そう思った瞬間取った行動に、黒子はきちんと説明をつけるのが難しい。
と同じように、青峰の胸板に舌を寄せて乳首の先を探った。

「おいテツ……っつ」
「……あはっ!」

青峰の褐色の肌は、黒子の舌が心地よくなるくらいにツルリとしていた。
薄く汗の味がするが、嫌悪を抱くにはちっとも足りない。

「ん……んっ……!!」

普段はの乳房にしてやるように、そして自分がされて心地よいように。
黒子は青峰の乳首を唇で挟み、舌で撫でつける。

「く……あ……っ!」
「…………っ」

これはが夢中になるのも無理はない。

わずかに強く吸えば、その瞬間に青峰の肌が粟立つ感覚が伝わる。
自分では太刀打ちできないほど立派な身体を持つ男が、わずかこれだけの刺激で思うがままなのだ。

「青峰君……ちゃん……ん……!」

波状に押し寄せる興奮に任せ、黒子は譫言のように二人の名を呼びながら青峰の肌を吸った。




「んあぁっ……ああぁあーーーっっ!!」

抱き留められる形になったの粘膜に、ずぶずぶずぶ……と青峰の肉茎が埋まっていく。

はごく普通の体躯だが、何しろ対する青峰が大きい。
痛々しい様相になるのでは、とわずかに危惧していた黒子だが。

「――……っ」

実際に二人が重なる姿を目にするとそんなことはなく……むしろ今まで感じたことのない淫猥さを見せつけてくる。

「あはぁッ…あ、あぁああ……っ、ふ、あぁ……!!」

の深い吐息と、抜けていく声。
柔らかい尻を、青峰の大きな手が持ち上げてゆっくり落としていく。
全裸のは、真っ白い肌に紅潮の桃色を乗せてどこからどこまでも女だ。
反対に青峰は、締まり上がった身に褐色の肌で、余すところなく頼れる男だ。
むちむちした尻を割り、薄い毛と大陰唇をかきわけ、桃色の亀裂に血の集まった肉茎がめりこんでいく様子は……なぜ自分が当事者でないのか、と黒子が歯噛みするほどいやらしい。

「ん……辛くねえ?」
「へ、いき……うぐ……うぅ……ン……!」

は悩ましい声を上げるが、まったく苦痛を感じていないとわかる。

「入れちゃって…ぜんぶ、奥まで…おねがい……!」

青峰が喉を鳴らし、わずかに舌なめずりするのが……見てもいないのに黒子に伝わる。
黒子はの懇願に逆らえた試しがない。
青峰もきっと今、荒々しく熱を突き込みたい衝動を必死に抑えている。

「あ、おみね……く……っ、んあぁあっ!!奥うぅうーーっ!!」

抑えながらも一気にを貫いて、両手を尻の下から腰へ移動させる。

「ああ……ちゃん……」

黒子の喉からも、熱に浮かされた声がこぼれる。
は快楽に打ちのめされて顔を歪め、青峰に必死にしがみつく。
がっしりした肩に腕を回し、首を青峰のうなじに絡ませて悶える。
自然と前のめりになった青峰の下半身との尻が、黒子の前にぐいっと突き出される。

「ふあぁ……あぁ……いい……気持ちい……の……っ!」

自分を抑圧できぬまま、黒子は繋がった二人の局部に顔を寄せる。

ちゃんも……青峰君も……凄い」

羨ましくなるほどいきり立った青峰が、何度もの奥に呑まれていく。
青峰が太い腕でを持ち上げるたび、張りつめた裏筋に擦られた尻が震え上がる。
そうやって往復していくうちに、青峰の肉はねっとりした愛液にまみれていく。

「二人とも……」

この二人が味わっている快楽を、わずかでも感じることはできないか。
そう思ったのかどうかは黒子自身もわかっていない。

「んっ……!」
「ひあっ?!黒子くんっ?!」

黒子は殆どベッドにうつ伏せになって、と青峰の繋がった部分に唇を寄せた。
吐息を感じたが跳ね上がり、青峰もの背越しに黒子を見つめる。

「んむ……ぅ、ん……二人の…凄い……」
「は……テツ、コラ……!」

二人の困惑に構わず舌を伸ばし、粘膜を舐める。
舌先に感じたのは、ちょっと酸っぱいの味だ。

「凄い…二人とも、凄い……」
「やあぁっ?!あ、あぁあっ…ダメ、あ、そこぉ……そこは、ダメっ、黒子くんダメえぇえっ!!」

黒子の舌がクリトリスに絡むと、が歓喜の悲鳴を上げる。
黒子だって、の弱いところは知っている。
舌先で敏感な肉芽をつつくと、すぐに膣穴を痙攣させることも。

「ん……んっ……ふ……!」

もれなく青峰の粘膜と体液も舌で味わうことになるが、そんなことにはひとつも抵抗がなかった。
むんとする性の匂いと味を味わい尽くし、この倒錯した空間に溶けてしまいたいだけだ。

ちゃん…青峰君……ね……」
「ちょ…っ」
「ふやあぁあっ?!」

二人が交じりあい、泡立った愛液が溢れ出すところをしゃぶり尽くす。
挿入の快感と一緒に肉芽への愛撫を受けたが背をのけぞらせる。
その衝撃を受けた青峰が、にぢゅるっ…と音を立ててきしむ粘膜に打ち震える。

「ボクは……んッ……」

伏せた肉茎が、ベッドシーツに擦れてもどかしい。
自分も早くの愛撫を受けたいという焦燥と、まだまだ二人の官能を盗み食いしていたい欲求がない交ぜになる。

「だめえぇっ!奥がキューってしてる、してるからぁあっ!!」
「やべ……あ、テツ……」

の痙攣が激しくなってきた時に、青峰が呼びかけたのが制止なのか催促なのかもわからない。
黒子はただただ夢中で……二人を味わい尽くしていた。







「ボク……おかしくなったかもしれません……」
「あ?」

二人分の精を受け、ぐったり仰向けになったの乳房を弄り回していた青峰の手が止まる。
を挟んで青峰と向き合う黒子は、変な浮遊感に包まれたまま呟く。

「二人とも可愛いから……」

慣れない形容に首を傾げた青峰と、横になったままのを交互に見つめて。

ちゃんも……青峰君も……」

自分が言っていることは驚くほど不純で、以上に淫奔だとわかっているのだが。

「……一緒にいたいです」



ひとまず出た感情の結論がこれなのだから、どうしようもない。





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青峰くんの偽物感がスゴイ