「お前よくそんなでウチ入れたな」
「はうっ……ウチ……?」
「学校だっつの、霧崎第一コーコー、俺とお前が通ってるとこだよ」
「えっ……あ、うんっ……!」

口をついて出たのは本当にくだらないことで、この女が成績はさほど悪くないのは知っている。
数字や年号の羅列、漢字の読み方書き方、そういうものについては怪物じみた記憶力を持っている。
反面文章問題だったり、例文を示せなんて問題だったりすると理解できない。
実にわかりやすい。入学はぎりぎりだったらしい。
テストはばらつきがありつつも……元がこんなんであるから、最低限であればいいらしい。
誰も期待なんてしていない。

「まーくん、もう食べていい、いいの、いい、いれてっ、いれて……!」
「お前が入れろ、勝手に食えよ」
「はあ゛あ゛っ……あ、うんっ……!」

ピョンと俺の腰に飛び乗って、は肉を手さえ使わず膣穴でグリグリ捕らえる。

「はっ、あ、はいっちゃ、あぁううぅ……!」
「うるせーってのお前、耳やられんだろうが」
「あぐっ……お、おぐ、うぅっ、うううぅぶ……!」

胎の入り口に俺を収めた衝撃で雄叫びみたいな声を上げたの唇に、手をパシッとあてがう。
すると、が舌を出して俺の手のひらを舐めだしたのでうわ、と引っ込める。
……つもりだったのだが、は俺の手のひらを両手でしっかり掴み、声が治まった今もペロペロやり続けている。

「はぁ、はぁ、あぁ、まーくぅん……」
「やーめろっての、お前殺すぞいい加減」
「んふっ、む、、エッチがこんないいなんて知らなかったの……まーくん、んんっ……!」

学力よりもビックリしたのは、が俺を相手にした時点で処女じゃなかったことだ。

「お前みたいなアバアバ言ってる女で勃つ奴、他にもいんのな」

いや、単に穴があればなんでもよかったのかもしれない。
実際よくビデオ回しながら手伝わせる部員だって、こんな足りない娘相手でも穴ボコを見せつけられながら乳房を揉んでいれば気分が出るようだし。

「ま、まーくん、動いてぇ、うごいてぇ、うごいてぇぇ……!!」
「お前が動けよ、今日で「まーくん」何回目だコラ」
「んうぅっ、はぁ、うごいていいのっ、う、腰、うごいちゃあ、うぅっ……うううう、うぅうっ、んぅうっ……!」

言うなりの両腕は俺の背中をワシッと掴んで、軽く浮かせた腰を器用にぐりぐり回し始めた。
……あんまりこの足りない女で勃起する奴らを笑えない原因はこれだ。
この、運動する奴しない奴で二分するなら後者の、筋肉がつかない身体。
モッタリした鈍くささの象徴みてーな腰が、やたらくねくね動くところに変に興奮を煽られる。

「お前…はっ、誰に習ったんだよ、んーな腰ヘコ」
「んぐぐっ…うぅいいいぃ、いいトコあだるぅうぅ…っ…!」
「聞いてんのかバァカ」
「あごおぅっ?!おっ、おおうっ……!!」

腰を屈めるうちに自分の具合のいい場所を見つけたのか、ずりずりずりずり…と何度もそこを反復して摩擦するのに夢中になるを、下からずんっと突き上げてやった。

「はあ゛っ……お、あ、おはぁっ……」

横隔膜あたりが押されたのか、ひきつった呼吸を繰り返しつつもが前かがみになり、俺のジャージの裾を掴む。

「さわんな」

その手をぺっとはじいてやると、の丸い瞳はギュウウッと悲しみに絞られて…ようやく俺の問いかけを思い出したようだ。

「ふゥ、ふゥ、これ、は、やりなさいって、言われてやってたこと、だからぁ…!」
「あ?なんなのお前、ロスバ悲惨系な話なの?」
「え、ろすば……?ひさんけい……?」
「あーもういい、メソメソ泣かれても萎えっから」
「んぅっ!んっ、んぅ、あぁ、まーくんすっごい、すっごいいぃ……!」

対面座位でやると、くらいの大きさだと抱えると顔も見なくて済む。
それにはどうやらこの体位がお気に入りだ。
胸板にしがみついてひんひん言われて、俺のシャツがヨダレまみれになったときは軽く殺してやりたくなったが、
洗っとけボケ、と投げたら嬉しそうに頷いたのを見てなんだか興が冷めた。

「は……一応褒美だからな、ホラ、何べんかイッとけよ」
「うあっ、う、あぁあっ、まー、くんっ、奥うぅぅっ!!」

の尻の下から手のひらを差し込んで、その身体を持ち上げる。
がぞくぞく震え上がるのがわかる。
肉壁が尖端を奥に誘い込むようにギュウギュウ軋んで、雄叫びみたいな声。

「まーくんイク、イク、いっちゃあ、あっ、あぁああぁああああ!!」
「声でけーっての、あとまーくんってやめろ……つ、は……」

俺が腰を抱え込んで揺すってやると、あっという間には絶頂をかいま見ている。
……そもそもは尻の穴にでっかい玩具を通す言いつけをちゃんとこなせたから、
とりあえずねぎらいとしてハメてやってるだけなのだ。

「しっかしケツ本当に裂けたなー、肛門どころかケツの肉までミシミシ言って亀裂入んだなァ」
「うぐっ……う、ああぁ、いじんないでっ、まだ、なおってない……からぁ……!」
「ここまでくんのに何日かかったよ……ったく、頑張るんじゃねーの?」
「が、頑張るの、私頑張る、から、おじりももう平気、なんでもっ……はぁ、入るぅ……!」
「はいはいその調子な、次も頑張れな、ちゃん」

の尻を押さえて後退を阻みながら、何度も腰を打ちつける。
衝撃を下腹部に受けるたび、は逃げ場のない快楽に悶えては歓喜の声を上げる。
あんあんだのきゃいきゃいだの、そんな可愛いものではなく、
「ううぐ、うぐぐぐ」だの「おおおぉおっ、おおぐぐぅぅ」だの、だいぶ汚い声。

「あぁあっ、まーくんっ、まーくんの、欲しい、はっ、欲しいよ、まーくんっ」

マークンなんてふざけたあだ名をつけられたのは初めてだ。

「おらいい加減にしろ、まーくんはやめろつったろ……ったく、中出しすっぞ?」

それは常套句のような、イジりの言葉のつもりだったのだが。

「はっ、いいよ、中きて、中、なか、なかなかっ!」
「は?バカなのお前?人生メチャクチャんなるだろうが、っと……はっ」
「いいよぉ、まーくんにメチャクチャにされんならいいよぉ、めちゃくちゃ、ぐちゃぐちゃ、はぁっ、はぁぁあぁあぁ……!」
「てめーじゃねえよ、俺の人生だ」
「はあぁ、まーくんもめちゃくちゃになろ?どうにかなっちゃおう?まーくんにすっごく気持ちよくしてもらったからぁ……!」

いやに饒舌なの瞳に、似合わぬ狡猾さが一瞬だけちらついた。

「私も教えてあげたいの、メチャクチャになる気持ちよさ教えてあげたいの、と一緒の、あっ…は」
「ふはっ!ふざけんな……よ、っと……」
「んぐうぅうっ?!」

の身体を俺の上に戻し、俺もゆるく腰を掛けなおして座位に戻る。

「うあ゛あ゛あ゛っ……あぁ……!」

無数の襞が肉に絡んでは、ねとねとした愛液を漏らして縮みあがる。
もっともっとと、底なしの欲を俺に訴えてくる。

「……ツラ向けな、ほら、よ……っ」
「んっ……!」

ぬかるみみたいな穴から、一抹の名残惜しさを振り払って熱を引き抜く。

ランランと瞳を輝かせる顔に、びたびたと汚濁を浴びせていく。

「はぁ、あぁ、いっぱい……ふぅ、まーくぅん……」

余韻に浸るだらしない顔をなんともいえない気分で見ながら、ジャージのポケットを探る。

「んぅ……?!」
「ホラ、飲んどけ」

そう言って指先のふざけた色合いの錠剤を押しつけたが、は口を一文字に閉じてかぶりを振った。

「それ、飲むと気持ち悪くなる……」
「……まぁいいや、飲まねーんならもうお前もいらねーから」
「うあう?!や、やだ、飲みます、飲みますっ……!」

これだから自己管理できない便器は面倒くさい。
自分でやらせると絶対にサボるか忘れるかするし。
の周囲に嗅ぎつけられるまではそこそこ遊んで、不要品の一言で奈落の底に叩き落としてやろうと思ってたんだが。
いっそのこと壊れるまで使い込んだ方が後々ラクかもしれない。

「ホラ」
「んはぁ、あぁう……!」

錠剤を飲み込んだことを確認して、さっきの迸りが滴ってヌルヌルの乳房を指先で弄ぶ。

「ふぅ、うゥん……まーくん……大好きぃ……」

今度はまーくん大好きっていっぺん言うたびにビンタの刑とか。
笑える。
そうやって慰みものにできるうちは、まぁ、飼っておくに不都合もない。