ママカリという名の食べ物がある。
ママ、つまり飯(まんま)を借りてくるほどにご飯が進む食べ物ということからその名がついている。
我が家に、「ユビカリ」がやってきた。
それは山形からやってきた。
畑の紅玉(ルビー)ともいわれる旬のサクランボ。
カミさんの実家からのプレゼントの郵パックで、毎年、この時期、我が家に届く。
今年の佐藤錦は、とても甘く、美味しかった。
娘は好きな果物の第一に挙げるくらいに目がない。
まさにユビカリ。
「誰か指貸して・・」ってなもんだ。
パクつく娘に「お父さんにも残しとかんばよ」というカミさんの言葉。
「うん」と言いながらも、残り5個を自分に3個。私に2個・・。
大体、値段と個数を換算すると、一粒およそ50円!
ユビカリは、恐ろしく高価だ。