アメリカのイラクに対する武力行使が進んでいる。
そもそも何をもって、この喧嘩は始まったのか、分からなくなっているような気がする。
「あいつ危ないこと考えてんだよ。おら〜知ってんだ。逮捕しちゃえ。殺しちゃえ。」
乱暴な言い方をすれば、相手に根拠もなく難癖つけといて、正義正義と、拳を振り上げてる。
アメリカの指導者ブッシュの演説を聞いていると、どうも子供じみた「あおる論理」ばかりが鼻につく。
日本と同じ敗戦国であるドイツと、なんだかんだいって戦争が好きなフランスが、国連による問題解決の提案を行なった。
さらにアメリカのラムズフェルドに対し、ドイツの外相は「戦争に至る根拠がない」と、真正面から、噛みついている。
道理と正義とは、こういうものだ。
おかしいということはキチンと言う。
戦争とは命のやり取りなのだ。
浅はかなお坊ちゃん大統領の激情に駆られて行う行為ではない。
日本は「同盟国の責任」の前に、国際社会の一員たる責任を果たして貰いたい。何をやるかは、私たちの平和憲法の前文にしっかりと宣言されているではないか。