なんでもかんでも-ingつければ良いってもんじゃないッ!
■今月のCD。(2/2)
とか書いておいて何だけど、(1/2)はもう先月の話なんだな。
なんか時間感覚とか、色々とおかしくなってるなぁーアハハハ。
・Fooled Eyes (THESSERA)
ブラジル産。
――いきなり耳に飛び込んできた音の第一印象は"昔のコナミサウンド”。つーか、何かの手違いでVGMアレンジのCDが紛れ込んでいたんじゃないかと不安になったほど。ぶっちゃけるとグラディウスとか、あの手の変拍子音楽が好きな人にはウケが良かったりするんじゃないかな、これ。(笑
まぁその辺はイントロだけの話。
全体的には"今風の雑多プログレメタル”という印象、かな。強いて言えば。正直な話、なんて形容していいのか困る。(笑) …雑多、と言ってはみたものの、あれこれと多彩なネタを詰め込んでおきながらもそれらが空中分解することもなく、アルバム全体の方向性がしっかりと定まっているあたりは既に大物の貫禄十分。あ、ちなみにこれが彼らの1stアルバムらしいです。Circus Maximusの時も同じようなことを思ったけど、1stからこんな凄いの作っちゃってどうすんのよ、と。聴く側としてはひたすら嬉しい悲鳴ですが('∀`)
聴きやすいながらも長いこと楽しめそうな深さも併せ持つ良盤の予感!
・Planet Alliance (V.A.)
たくさんの人が参加してます系プロジェクトアルバム。多分。
自分はLast Tribe(もしくはStarbreakerでも可)のマグナス・カールソンが参加しているという時点で有無をいわさず飛びついたタイプ。これってジャケ買いならぬ作者買いってやつかしらん。イヤッホゥ、ミーハー全開だ('∀`)
――で。
いざ蓋を開けてみたところ、実際にマグナスが提供している曲は都合4/11曲だったというオチ。(弾いている曲はも少し多いけど) …とは言うものの、これまた全体的に芯の通った良盤でした。秋の夜長にぴったりの爽やかなメロハーが勢ぞろい。酒の肴なんかにも良いな。ちなみにボーカルの人はLast Tribeのリカルドをより野性的にしたよーな声で、時々妙に印象がダブったりします。加えて、同じくLast Tribeのハイメ(こっちは本人)がほとんどのドラムを叩いてたり…。これでベースがディック・ロウグレンなら完璧だったんだけどなぁ。(笑