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ファミレータ改造

ファミレータには色々と(w 欠点がありますが、その内、音関係の改造を行います。

音質改善(初期ロットのみ)

「ファミレータと言えば音割れ」というのがほとんど常識?
しかし、2ちゃんねる互換機スレ2台目の375氏がメーカーにかけあい交換してもらったところ、音割れが解消したとの報告がありました。
また、買った物が最初から音割れしないという方も現れました。

そして、375=417氏が基板の画像を挙げてくれたおかげでどのような改良が施されたかが判明しました。
利得を犠牲にして音声アンプのトランジスタを外すことで出力を調整(???)していました。
誰でも簡単にできると思いますのでやり方を掲載します。

  1. まず音割れするロットかどうかを確認する。
    「聞いてもよくわからないけど音割れしてるのかな?」というレベルなら音割れロットではない。
    音割れロットならちょっと聞くだけで一発で割れているとわかるレベル。
  2. ファミレータの底面のスポンジ足4つをすべてはがし、その奥に見えるネジを外す
  3. ボディを開ける(基板が見える)

    基板上のトランジスタ2つのすぐ側に『Q1』『Q2』と白い字で書いてある。外すのはQ2の方。
  4. 基板を本体に止めているネジ(基板上に4箇所およびカセットのコネクタの両端2箇所)を外し、基板を外す。
  5. ハンダゴテとハンダ吸い取り線(ホームセンターで売ってます)でQ2のハンダを吸い取り、外す。
  6. 外した後、トランジスタのコレクタとベースにあたる箇所を適当な導線でつなぐ(ハンダ付け)。
    「コレクタとベースってどれ?」という方は下の画像を見てください。(もしくはデータシート参照)

    (えー、375氏が420で挙げてくれた画像をそのままパクってます(大汗))
  7. 後は組み立てて完了。

なお、面倒だという方やハンダ吸い取り線を持っていない方は互換機スレ2台目452氏のやり方
(トランジスタQ2を足を残して切断し、コレクタの足とベースの足をハンダ付け)をお薦めします。

拡張音源対応

ファミレータはファミコンカセットの拡張音源に全く対応していません。
拡張音源の端子に全く結線されていないからです。鳴るはずありません。困ったモノです。
ところが、
上の改造をしている時に『つながってないならつなげてみたらどうなる?』とやってみたらあっさりと鳴るようになりました
とても簡単にできるのでみなさんもお試しください。(ただし自己責任でお願いします(;´Д`)ヘタレ)

回路図(超おおざっぱ)

回路図

改造手順

  1. と同じように分解する
  2. トランジスタQ2のとなりにある電解コンデンサ(側にC9と書いてある)の+側(基板が白い線で塗りつぶされていない方)を外す
  3. 外した基板側(今までC9の+がつながっていた部分)とコネクタの45番ピンを適当な導線でつなぐ
  4. 外したC9の+側とコネクタの46番ピンを適当な導線でつなぐ。45番ピンや46番ピンがどれかは下の画像を参照。
    改造後部品面パターン面
  5. 組み立てて完了。

なお、互換機スレ2台目の456に書いたように、『自分はパターンカットしてそこから信号線ハンダづけするくらいできる』という人は
下の図のようにするとすっきりしたものにできます。