ほもすとーかー様へ


俺はどこか人と違うと思わないか?俺は、おまえとはお育ちが違うんだよ。親父はエリートで家は金持ちだ。俺が思考を文章化できるのは教育の下地があるからだよ。親父は俺に、論文を書くような人間になってほしかったんだ。みごとに失敗作だったがな。たしかに俺は落伍者だが、汚ねえ部屋で汚ねえ妄想でオナニーにふける汚ねえおまえとは大違いだということを、まず覚えておけ。いや、悪かったな。汚ねえオナニーするのは俺も一緒だった。俺たち、オナニーで結ばれてるわけよ。

おまえには手の届かない俺は、陵辱のしがいがあるだろう。じっさい、俺もおまえにズタボロに犯されたくてたまらないんだ。そういう俺を、親父に見せつけて興奮したいんだよ。毎日毎日親父に怒鳴られ殴られる子どもの頃の俺を想像してみろ。家に閉じ込められて泣きながら勉強させられてる子どもの頃の俺を想像してみろ。それでも隙を狙って親父に甘えようとするけなげで可愛い俺を想像してみろ。それだけでおまえは勃起するはずだ。俺は落伍者になることで復讐を果 たしたが、まだ足りない。だから、俺に勃起してくれるおまえを熱烈に愛してるんだ。

俺の着ている上等のシャツを、ヨレヨレのTシャツのおまえが破ってくれ。シャツを引き裂くと、おまえの好きな若い肌が現れただろう。痩せた胸を見たおまえは、俺が力でたちうちできないことを知ってほくそ笑む。俺がどんなに悔しがるか、楽しみでワクワクするな。生意気ないけすかない俺は、軽蔑の目でおまえを見つめる。こんな顔させといていいのか?早くひっぱたいて、みじめな顔をさせろ。こんなやつ泣かせちまえ。それから、理路整然とおまえをののしる口も邪魔だな。早くおまえの口でふさげ。こいつから言葉を奪ったら、骨抜きにされたも同然だ。ざまあみろだな。おまえの圧勝だよ。

あきらめて動かなくなった俺に、おまえは次に何をしてくれるんだろう。もう少し痛めつけておいたほうがいいんじゃないか?俺をつきとばして倒れたところを蹴っ飛ばせ。体中痣をつけといたら、裸にしたとき萌え萌えだぞ。血も出しといたほうがいい。そのへんの棒切れでも拾って、ハンパじゃなく叩きのめしとけよ。ボロ屑みたいになった白いシャツが血で染まって綺麗だ。素敵な衣装にしてくれてありがとう。あんな気取ったシャツより、俺もこのほうが良かったんだ。でも、じっくり鑑賞してるヒマはねえぞ。おまえのティムポからは先走り汁が大噴出。そろそろ本題に入ったほうがいい。

傷だらけの俺の体を、おまえが舐め回す。おまえの臭せえ息をかいでいるうちに俺も勃起してきた。いい気にさせないほうがいいな。俺が勃起するなんて100年早い。最近、ティクビが感じるらしいぜ。歯クソだらけの口で噛みついて壊しておけ。そうすれば、俺の悲鳴も聞かせてやれるよ。そこから溢れてきた血を吸え。血のまじったツバを俺に吐きかけろ。おい、面 白いじゃないか、とうとう俺はマジ泣きしてるよ。調子にのった天罰だな。こうなったらプライドもへったくれもねえよ。おとなしくくわえてやるから、俺の口にティムポをねじこめ。俺の髪をわしづかみにして、好きなように操縦しろ。苦しくて吐きそうだ。涙が止まらない。絶望ってこういうことか。この先には地獄しかないようだ。いっそのこと、死んじまいたい。

そんな都合のいい望みを、おまえがかなえてくれるわけがない。これからメインイベントがひかえてるんだもんな。俺の口からティムポを引き抜いたおまえは、勝ち誇って俺を見下す。血と涙とツバで汚れた俺の顔は、蒼白で、まるで物みたいに生気がなくなってる。気力を失った体は、みっともなくガタガタ震えてる。おまえは余裕を見せて、ティムポで2、3回俺の頬を叩くと、俺をよつんばいにさせてケツを割った。さぞかしいい眺めだろうな。そこにおまえのティムポをぶちこんだら、もっといい眺めになるよ。さあ、俺は今、おまえのためだけに存在してるんだ。遠慮なく使ってくれよ。俺の存在なんて、使い捨てでいいんだよ。ぶっ壊れようが立ち直れなくなろうが、ぜんぜん気にすることはないんだ。

おまえが乱暴に入ってきた。ケツの穴が裂けそうだ。痛いよ。でも、痛みで屈辱を忘れられるから、もっと痛くしてくれ。この痛みは、背中に突き抜けて内臓に広がっていくみたいだ。おまえが出し入れするたびに、体の中が揺すられて、息ができなくなる。おまえの強い力で掴まれてる腰は、どうにも逃げることができない。俺の下半身は、おまえの一部になったみたいだ。かきまぜられて、燃えるように熱い。頭がしびれる。クラクラする。おまえのくれる感覚にしがみついていないと、自分がどっかに行っちゃいそうでこわいよ。お願い、もっと激しく突きまくって、俺をつなぎとめていて。俺のティムポはどうなってるのかな。なんだか、おまえのティムポが乗り移っているみたいだよ。

おまえは目ざとくそれを見つけて、後ろから回した手でしごきはじめた。俺を同罪にして、扱いやすくするために。俺もそれに乗っかってしまった。俺の声はもう悲鳴ではない。おまえを求める甘くて切ない声。愛してる。もっとください。あなたがいないと、もう生きていけない。あなたのためになら、どんな涙でも流します。あなたのためになら、どんな試練でも受けます。あなたのためになら、どんな傷でも、僕の勲章にします。あなたのせいで片輪者になった僕の体は、もう取り返しがつかない。せめてその手の中のティムポの、吹き出しそうな醜い欲望の塊だけでも、自由にさせてあげてください。

あなたのティムポが張り裂けそうに大きくなって、内臓にひっかかる。その波紋が僕のティムポに伝わって、先っぽから滴ったへんてこな液があなたの手を濡らす。あなたと僕のいやらしい声が一緒になって、肉体の解放を求める。あなたのティムポは僕を巻き込んで暴発する。あなたのザーメンが汚物の中にほとばしり、その射精はいつまでも止まらず、敗北と屈辱と卑屈な官能が僕を支配する。一滴残らずぶちまけて用済になった僕を放り出そうとしたあなたは、ケツの穴からティムポの先に糸をひく欲望の名残りに気づき満足げに微笑んで、それから打って変わった冷たい顔で僕のケツを蹴り飛ばし、高慢すぎた僕に捨てゼリフを吐いて、反省と謙遜と譲歩と常識と思いやりを教える。僕を犯したばかりのあなたのその口で。

 



2002.3.10■■

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